心配り

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東北地方太平洋沖大地震から2週間以上が過ぎました。

 

東京電力の原発問題が

 

未だ収拾の見通しがつかず、

 

不安な毎日を送っている方も多いことでしょう。

 

 

 

 

友人からこんな話を聞きました。

 

東電の社員が、ユニホームを着て

 

お昼を食べようと食堂に入ると、

 

「東京電力の人に出す食べ物は無い」、

 

と言われたそうです。

 

 

 

 

確かに、東京電力の危機管理がずさんだったことは否めません。

 

「計画停電」という名の「無計画停電」に感じるかもしれません。

 

でも、悪いのは東京電力だけでしょうか?

 

不便なのはワタシ達だけでしょうか。

 

 

これまでの大地震の経験を危機管理に活かすべく、

 

多くの人達が動いてはいましたが、

 

自分自身は無関心ではなかったですか?

 

日々の原発の恩恵にあぐらをかいていませんでしたか?

 

 

 

先述したとおり、東電の危機管理は甘い、

 

というのは周知の事実です。

 

 

この原発事故が起こって、

 

これまでの便利さや自分の無関心さを棚に上げて、

 

「食べさせるモノは無い」というのは、

 

あまりにもヒドイ、とワタシは思います。

 

「被災の当事者ではないからそんな悠長なこと言ってられるんだ」

 

と言われたら、返す言葉は正直有りません。

 

でも、今、事態を収拾するために、

 

家にも帰らず、不眠不休の作業をしている人もいるのです。

 

 

震災で甚大な被害を受けている日本。

 

「頑張って収拾をお願いします!」

 

と言えるくらいの心配りが、

 

今、必要だと思うのです。

 

 

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